由 緒

宗船寺二十八世住職 龍沼宗光

宗船寺二十八世住職 龍沼宗光

慶長2年(1597年)3月の開創。 是心院五世大安順碩が閑居して、浮島村の東の地に草庵を結び座禅勤法を修していたところ、 天正12年(1584年)3月に2人の落武者(のちの名を宮本左京・右京という兄弟)が一宿を請い、 のち浮島の住人となって仏法に帰依し開基となり、現在地を一宇の建立し「東照山称宗船寺」としました。

一説に寺は、浮島の北寄りにあり、慶長2年(1597年)ごろ現在地に移ったとも言われています。

なお境内には、淡島様が祀られ信仰されています。

淡島様

この淡島様は江戸時代に信望をあつめて、婦人病、花柳病に効験ありとされるものですが、現在では、子授け、安産、浮気封じなど多様性を加え、本社は和歌山市加太淡島神社(祭神少彦命名、大己貴命他)です。祭文によると、住吉神社の妃神が下の病になったことで、うつろ舟に乗せられ海に流され、3月3日に紀州淡島に着き、誓願して女の守り神となりました。少彦命名(淡島様)は恵比寿様とも言われて、商売繁盛五穀豊穣の神として古来より有名で信仰されている方も多いです。

蛇は、淡島様(少彦命名)の使いとされ、お参りされる方の病等を治すとされています。

淡島様